【★おべんとクンの添乗の日々★(表)】

旅行を生業とするということは、日々の糧に事欠いても趣味に生きるという事・・・(嘆)

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伝統ウィーン菓子をいただく

ホワイトデーにビスケットをいただいた。
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パッと見は普通の、というかむしろ冴えない感じのビスケットだが、食べてみてびっくり。
旨いとか旨くないとか、そういうレベルの話ではなくすごいビスケットとかクッキーとか呼ぶのも口幅ったいような一品だった。

別に凝ったところもないシンプルな焼き菓子なのだが、材料の良さと、その材料同士のバランスの良さなどがガツンガツンと伝わってくる。

丸いのがバニラ。シンプルだが程好い甘さで、バターの香りと小麦粉の味がものすごいバランスで一体化している。

茶色いのがチョコレート。マカロンの様な形状だが、両側はソリッドなチョコレートのビスケット。間にはしっかりとしたカカオ風味のチョコレート。

四角いのがシナモン。イヤミのないシナモンの香りと、ちょっとしっとりした歯ざわり。間には酸味のアクセントを添えるラズベリーのジャム。

とにかく大人の味
材料の良さが分かる人じゃないともったいない味。

ツッカベッカライ・カヤヌマ
ネットで検索してみると、有名なオーストリア菓子の店らしい。
地図検索するとうちの会社からは何とか徒歩圏内。
これは行くしかないな。
ザッハトルテが有名らしいし。何と言ってもアプフェルシュトゥルーデルが美味しそう。
アプフェルシュトゥルーデルはドイツのアップルパイ。
ドイツやオーストリアに行くと嫌というほど遭遇するが、どこの店のも大差なく、不味いのもあまり無いが、ビックリするほど美味しいのにも出会った事がない。
それだけにあまりに美味しそうな画像にとても興味を惹かれたのだ。

20070318012443.jpg


とぼとぼと歩いていった私。しかし店の前にはタクシーが止まっていて、どっかのオジサンが店に入っていく。
敷居が高すぎる・・・
店の雰囲気はユーゲントシュティール(19世紀末から20世紀初頭に流行った、オーストリアの芸術様式の1つ)を意識したものか。

中はケーキ屋ではなく、ブティックの様な造り。オーストリア風の家具が配置され、ケーキなどは皿に載せられ、無造作にテーブルに置かれている。一緒にアクセサリーや小物なども商品として配置されている。
う~ん・・・あのビスケット食べてなかったら、絶対に胡散臭い店だと思うよな・・・・

残念ながら目的のアプフェルシュトゥルーデルは無かったので、ザッハートルテとツィトローネ(レモン)を買ってみた。

20070318012503.jpg

ツィトローネはレモンのカスタードがぎっしり詰まったパイ菓子
パイ系のお菓子は、材料の良し悪しと技術の差が分かりやすく出るので、美味しいパイを食べてみたかったので。

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ここのお菓子はとてもヨーロッパっぽい濃厚さがある。その割には細かいところまでこだわった、日本っぽい繊細さが魅力。
このレモンのカスタードも、容赦のない濃厚なカスタード。日本風の「レモン風味の」なんてもんではなく、酸味もくっきりと立った濃厚なレモンのカスタードが、パリパリのパイの中にぎっしり詰まっている。
耳の奥から唾液が涌くような爽やかな酸味と、こってりした甘みが、香りの良いパイ生地と絶妙なコンビネーション。
小さいのにとても充足感のあるケーキだ。

20070318012532.jpg

そしてこちらが有名なザッハトルテ。
ザッハトルテは濃厚な甘みを持つチョコレートのケーキで、ウィーンを代表するケーキ
ホテル・ザッハのものが有名だが、そのレシピをめぐってカフェ・デメルと7年に渡る闘争を続けた事でも有名。
甘みも強く濃厚なので、一般的には無糖の生クリームを添えて食べることが多い。
ここはもちろん日本でももっともしっかりとした風味の生クリームを提供する、中沢乳業の生クリームを使用。

20070318012543.jpg

ザッハトルテの特徴の一つは、杏のジャムがアクセントになっている事。
ここのはスポンジの上に杏ジャムが塗られ、その上にチョコレートがコーティングしてある。(デメルと同じ)
このチョコレートもザッハ・グラズュールと呼ばれる特殊な技術で、歯ざわりと舌触りに特徴が出る。

シンプルなスポンジケーキと、顔面にパンチを食らったような印象的な甘みとサラサラした食感ののチョコレートに、たっぷりの生クリームを添えていただく。
どちらもそのままだとたくさんは食べられないが、一緒だと吃驚する位あっさりとイケてしまう。
滑らかな生クリームの食感も、どちらかというとボソッとしがちなザッハトルテの食感を中和させる。

安いケーキを食べた時の気持ち悪さやゾクゾク感が無いのは、使っている材料が最高のものである証。

お値段も素敵だけど、食後の幸せ感は何とも言えず素敵(笑)
ザッハトルテが食べたいけど、ウィーンへは行かれないという時は是非ここで。
日本のデメルより、ここのほうが個人的には好きかな(日本にはホテル・ザッハのものは入ってきていない・・・取り寄せ可。ちなみに日本のデメルとウィーンのデメルは味が違う)


追記:その後調べたところ、ここの店主の栢沼さんは、デメルで修行された方とのこと。なるほど、それでジャムが表面だけだったわけだ。
でも味はザッハみたいな感じ・・・アンズジャムの味のバランスかな?
オーストリアオーストリア国家コンディトールマイスターという資格を取得されているとか。この資格、ハードルが高い資格なのに、一生に一度しか受験できないというものすごい条件付らしい・・・

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Comment

自転車会館の近く? 

私はシュネバーレンが食べたし。た・・・高いですね。クッキーも本当においしそうですね。でもVIVさんの説明がなければ、地味なただの贈答品と思ってしまいますが。18時までか~会社帰りに行けるかどうか、微妙だなあ。
  • posted by みかん 
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  • 2007.03/19 12:00分 
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>みかんさん 

自動車会館って九段?かしら?
ここは溜池山王の駅から徒歩2分位です。田崎真珠の裏辺りですよ。金曜日は18:30迄だって言ってました。
シュネーバレンも、ドイツではあまり食べませんが、ここのは美味しそうだったです。
  • posted by vivnyanco 
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  • 2007.03/19 14:32分 
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ごくり。 

素敵!素敵です☆vivさんのお陰で全部食べた気になっちゃいました。
日本に居た時はこんな濃いケーキ類は苦手だったのに、
こちらでいろいろ食べるうちにはまってきました。
はー本当に丁寧に作られてるんだろうなぁ。美味しそう・・・ズル。
日本のような濃厚で繊細でかつ美味しいケーキにはなかなか巡り合えません。
今度帰国した時の楽しみにとっておきます。(。-人-。)

次男ちゃん、大変でしたね。もう大丈夫ですか??
入院・点滴なんて小さな腕に痛々しい(T-T)
出産してからというもの痛みにてんで弱くなりました。
特に子供が痛いのは胸が張り裂けそうになります。代わってあげたい。
早く完全に良くなるといいですね。がんばれ~!
  • posted by yuki 
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  • 2007.03/19 21:22分 
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自転車と自動車 

ものすごくおいしそうです。またvivさんの文章が食欲をそそること。
横レスですが、みかんさんのおっしゃるとおり、自転車会館のすぐ近くと思います(ついでに私の会社も近くです)。vivさん、自動車会館じゃないですってば。
  • posted by deidei 
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  • 2007.03/20 12:56分 
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>yukiさん 

ありがとうございます。おかげさまで次男はだいぶ回復。本人はいつもどおりですが、まだ食事制限付です。
ヨーロッパのケーキは濃いですよね。かなり濃すぎるのもありますが、その中でもウィーンはやっぱり美味しいし。ザッハトルテ、久しぶりで美味しかったです。
  • posted by vivnyanco 
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  • 2007.03/20 18:51分 
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>deideiさん 

ヾ(≧▽≦)ノギャハハ☆ホントだ!!自転車だ!!
私まさか自転車に会館があるなんて想像もしませんでしたよ・・
みかんさんごめんなさい<m(__)m>
deideiさんに指摘されなければ気付かなかった・・・そうですそうです。自転車会館の近くで、deideiさんの会社も近くです。
deideiさんありがとうございます<(_ _)>
  • posted by vivnyanco 
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  • 2007.03/20 18:53分 
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そうそうウイーンのお菓子ってかなり美味しいと聞きました(お父さんの愛読書が美味しんぼという漫画でそれに書いてました)

それよりもvivnyancoさんの表現の仕方がたまらない~。食べたくて…お腹がかなり減りました( ̄▽ ̄;)
  • posted by ミスト 
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  • 2007.03/20 19:42分 
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>ミストさん 

ウィーンのお菓子は美味しいですよ。ヨーロッパで甘い物食べるんだったら、ウィーンかパリか・・・・
え、私の表現の仕方ですか?う~ん・・・食い意地が張ってるもので(笑)
  • posted by vivnyanco 
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  • 2007.03/21 16:39分 
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アプフェルシュトゥルーデル 

食べるなら、ザルツでどうぞ(笑)。
ウィーンだと、ほんっとにどこも同じ味。
某有名カフェDはそこそこおいしかったですけど、
初めて食べたザルツブルクのカフェを上回る品に
まだ出会っておりませぬ…。
  • posted by ありこ 
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  • 2007.03/21 22:28分 
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>ありこさん 

あー次ザルツに行く時は、ありこさんのご指示を仰ぎます。
ものすごくアプフェルシュトゥルーデルが好きとかではないんです。
でも美味しいのに出会ってみたいなーと思いまして。
  • posted by vivnyanco 
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  • 2007.03/22 17:02分 
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NoTitle 

ああっ、美味しそうだー!
いつもはドイツのケーキに文句ばかり言っておりますが、これは本当に美味しそう…じゅるじゅる。
ザッハートルテのグラズールって難しいんですよねぇ。(やったことないけど作り方だけ知ってる:笑)
それにしてもレモンパイ!それ、すっごい惹かれます!!
ヨーロッパのケーキの特徴って、甘さしっかり、中心になる素材の味の強い、ってのがあると思うんですが、まさにこのレモンパイってそれを体現してますねー!
しかし…vivnyancoさんのお住まいの土地より、我が家の方がウィーンに近いというのに、うちじゃ美味い菓子が食べられないのは何故なんだぁっ!(涙)
  • posted by Jens 
  • URL 
  • 2007.03/23 05:48分 
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>Jensさん 

何をおっしゃいます。Jensさんの作るケーキってば、いつも美味しそうじゃないですか!!
>ザッハートルテのグラズールって難しいんですよねぇ
そうなんですってね。せこいザッハトルテ食べると、チョコレートがジャリジャリしてますものね・・・あ、日本で「ザッハトルテ」と称するものを食べると、外側は普通のチョコレートって事も多いですよね。
そうそう、このレモンのパイは正しくヨーロピアンな味です。混ざり物が少なくて、力強い味です。
  • posted by vivnyanco 
  • URL 
  • 2007.03/26 14:07分 
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