【★おべんとクンの添乗の日々★(表)】

旅行を生業とするということは、日々の糧に事欠いても趣味に生きるという事・・・(嘆)

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頼むよ、先生

私が学生時代にはほとんど無かったが、最近の子供たちはわりと安易に海外旅行ができるようになった。
夏によくあるプログラムに、短期ホームステイプログラムがある。
中学生や高校生が、夏休みにアメリカなどに行って、短期間ホームステイ体験をするというもので、学校や自治体が主催している場合も多い。

その年私が行ったのはアメリカ南部の田舎町
首都圏の某S県S市の主催で、市内から英語の成績の良い中学生が選抜されて、約2週間渡米するという企画。
前後に3都市での観光を含めて、約10日間のホームステイプログラム
引率教師も市内から選抜された「英語」の先生、「物理」の先生、教頭先生の3人だった。

初日はニューヨーク宿泊。
セントラルパークに程近いホテルに夕刻チェックイン。
夕食まで時間があったため、子供達を連れて近所に出かけることにした。
何せ相手は海外始めての中学生十数名
大都市ニューヨークで最初から事故にあっても困るので、ホテル周辺を出歩くことにしたのだ。
それを聞いて慌てたのは教師陣
英語の教師が私を呼び出した。

「添乗員さん、ちょっと待って。私達も買い物に行きたいんだけど、私達はどうすればいいんですか!?」

どーすればって、君、英語の教師だろーが
大人だろーが
出かけていって、勝手に買い物でもしてくれ
迷子になっても道位きけるだろーが

とは言えないので、ホテルからもらったホテル周辺mapを見せ、
「ここがホテルです。この辺りに出ればデパートが何軒もあります。デパートは日本と同じです。英語なだけですから・・・」教師達はしぶしぶ3人で出かけていった。


子供達は適応能力が高い。
旅行という環境にどんどん慣れていく。
それとは逆に教師とはいっても旅行に出てしまえば普通のオヤジとオバチャンだ。


移動時に空港でバスを降り、ターミナルビルへ向かおうとしていると、教頭先生が付いてこない。
歩道の真ん中で荷物を広げて荷造りしている


現地のホームステイ受け入れ担当の女性が出迎えてくれた。
南部なので多少なまりがあるが、分かりやすい英語を話す女性だった。
私と彼女の間で皮のバッグの話が出た時、英語の先生が私の袖を引いた。
「レーダーって何ですか?」
「・・・レーダーではなくレザーです。皮」
「おー!!皮ですか!」

って言うか、前後の関係でも分かるだろー
そこから先は一通り通訳した。
何が困ったって、
「先生方は何の教科を担当しているの?」と訊かれた事だ。

「英語」って言いたくないだろー。
添乗員に会話を通訳してもらってるヒトが・・・・


2週間も経過すると中学生の脳はかなり英語に近づいている。
「サンキュー」と言っている英語教師を尻目に、「Thank You」と流暢に発音、挨拶程度は軽快に交わすようになる。

最終日、子供たちが一部屋に集合していた。
その部屋に呼ばれた私は子供達の愚痴を聞くことになった。
もちろん教師たちに対する不満だ。
アメリカに来ることによって、英語の教師が英語を喋れないこと、物理の教師が無意味に旅行に参加していること、教頭先生がまったくの役立たずのじーさんである事が強調されたのだ。

幸いわたしの通っていた学校は中高一貫教育の学校で、中学一年の時から外国人教師の英会話の授業があるような学校だったので、英語も話せない英語教師は居なかったが、一般の公立の中学では、あのレベルの教師は珍しくないのかも知れない。

私より若い世代でも、全くの英語アレルギーが少なくないのも、無理からぬ話だなと納得させられる仕事だった。


世話の焼けるのは先生と呼ばれる職業の皆様。これサービス業の鉄則。
そんなサービス業に就く私達の為に、おひとつぽちっとよろしく

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Comment

 

あ、あああ………。
私が初めて海外行ったときと全く同じ状況でビックリしましたv-12
(普通に学校休んででしたが、10日くらいホームスティ)

おっしゃるとおり、3日くらい経つと日本語より英語の方が自然と出てくるようになります。
ええ、もう、問題なのはハゲの教頭ですv-406
英語の教師(×2)はセーフでしたが、教頭よ……。何のために君はついてきたのか…、
校務サボって観光したかったのだな…って感じでした。
(なぜ引率の中身まで同じなのか……e-330、ビビリました)
関東でもそんな学校あるのですねー。
  • posted by ぽんち 
  • URL 
  • 2006.01/30 20:55分 
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英語で思い出したのですが、学生時代サンディエゴのユースホステルで現役東大生と中卒の女の子と3人でブラブラしてました。
二人の内英語が上手かったのは中卒の子でした。
下手なのはダントツで現役東大生でした。

受験英語って何?って感じです。v-12
  • posted by 池っち 
  • URL 
  • 2006.01/30 22:14分 
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いやぁ・・なんだか頭が痛いわ(^_^;)
・・実は私も英文科出てるんだけど、英語能力まったく無し・・
出来る事なら、韓国語をマスターしたら次は英語をもう一度勉強し直したいなぁ・・なんて思うこの頃です。
vivnyncoさんは、英語は大学で本格的に勉強されたんですか?^^

  • posted by アンニョン姫 
  • URL 
  • 2006.01/30 22:58分 
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いやー「先生」と名ばかりなんだなァ。
もうちょっと生徒のてまえ、かっこよく
いてほしいものです・・。
でもこういう制度おもしろいですね。
わたしも学生のときとかに行ってみたかったです♪

  • posted by プーママ 
  • URL 
  • 2006.01/31 08:02分 
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>ぽんちさん
きっと毎年教頭枠みたいなのがあって、市内の教頭1人が無条件で旅行に参加できるのかも知れません。慰安旅行みたいなイメージで。

>池っちさん
ホントに日本の英語教育は無意味ですよね。
(「3人でラブラブ」に見えました。「さーすが遊び人」と思ったのですが・・・)
  • posted by vivnyanco 
  • URL 
  • 2006.01/31 17:09分 
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>アンニョン姫さん
学校の英語なんてそんなもんですよ。
ちなみに私の英語は洋楽を聴いて旅を続けることで覚えた自己流です。

>プーママさん
そうなんですよ、できないのは仕方ないとしても、せめて生徒の前で位は「先生」でいて欲しいですよね。
  • posted by vivnyanco 
  • URL 
  • 2006.01/31 17:21分 
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  • [Res]

 

私も日本の学校で英語を教えていましたが・・・
びっくりするほど英語力のない、特に会話力のない先生をたくさん見ました・・・。
この話も余裕でナットク(笑) 私立でも公立でも、こういう先生は山ほどいます。
典型は文法ができる。それのみ。ってタイプですかね~。
添乗員の方も、大変ですね。いっそ引率教員を1人削って、通訳を1人入れたほうがよいくらいですね。
  • posted by Mao 
  • URL 
  • 2006.01/31 23:28分 
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>Maoさん
まったくそうですよね。文法ができても喋ればければ意味無いと思ってます。
言葉はコミュニケーションツールですからね。
  • posted by vivnyanco 
  • URL 
  • 2006.02/01 19:00分 
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