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【★おべんとクンの添乗の日々★(表)】

旅行を生業とするということは、日々の糧に事欠いても趣味に生きるという事・・・(嘆)

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パリの治安とスリ問題

ふと気づいたら今月ももう終わりで焦りまくっているvivnyancoです。

このところパリの仕事にかかりきりですが、昨日某サイトで驚きの書き込みを発見しました。
某国在住の日本の方らしいんですが、パリでスリにあったそうです。
それまでも何回かパリに来ていたのに被害にあったのはそれが初めて。
パリは治安が悪化しているのでしょうか?と。

パリの治安、メチャクチャ悪いです。
それはこの間のテロとか云々は無関係。
命に係るような犯罪は少ないものの、スリ、置き引き、ひったくりは日常茶飯事。
特に多額の現金を持ち歩く習慣があり、セキュリティ度の低い日本人観光客はいいカモと見られがち。

でvivnyancoが驚いたのは、上記の被害者の方、お財布をお尻のポケットに入れていた様です。
「後ろのポケットに財布を入れていたのがいけないのかもしれませんが」
そ、その通りだよ!!!
それ、「お財布あげる~」って言ってるのとかわらないからね。
パリの治安云々じゃなくて、ローマでもフィレンツェでもミラノでもバルセロナでもマドリードでも、フランクフルトでもミュンヘンでもベルリンでも、ウィーンでも・・・・ってキリ無いけど、それじゃどこでやられてもおかしくないし、ましてやパリだからね(汗)

男性の方には多いんですが、これ絶対にやっちゃダメダメよ。
お尻って、意外と気づかないから。
私の知ってる某旅行会社の某部長さんなんて、これで1500ユーロもやられたんだからね!!

更に驚いたのが、この被害者の方、その時は被害届を出さず(時間が無かったため)、帰国後被害届をパリの日本大使館に出そうとしているわけです。
いやちょっと待て、大使館は警察ではないので、被害届出されても何もできないし。
ましてや紛失したのがパスポートならともかく、お財布に入ってた現金だからね。
何をしても無駄。

そう、お金に名前は書いてないのです。
海外旅行傷害保険に加入していても、現金だけは免責で戻ってこないのでございます。
使われたらおしまい。
お財布が高級品だったとしても、中古品にはほとんど値がつかないので保険はまず期待できません。

パリに限らず、旅行中の手荷物も身の安全も、自分で気をつければ楽しい旅の思い出ができますよ~ん。
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飛行機内の身分制度

「高齢なので飛行機の席を足元の広い非常口の所にして下さい。」
昨日もあったが、わりとよく受けるリクエストである。

私自身は足元に収納がなくて、テーブルが使いづらい非常口やバルクヘッド(席を分けている薄い隔壁)席は好きではないのであまり選ばないが、足元が広いとか、前の座席が倒れてこないなどの理由でこの席を欲しがるお客さんも多い。
しかしこの席、普通にはなかなか取れない。もちろん席数に対する割合の問題もあるが航空会社によって色々な条件を付けている場合も多いからだ。

たとえば件のお客さんの例では「高齢なので」とおっしゃっているが、実は「高齢なので」と言ってしまうとハードルが高くなってしまう事が多い

特に非常口席は緊急時に避難のお手伝いをしていただく事が前提の航空会社がほとんどで、客室乗務員と英語でコミュニケーションが取れること、避難時にヘルプできる体力がある事などが条件になってくる場合が多い。
また隔壁部分にはバシネットと呼ばれる機内用ベビーベッドを取り付けられる様になっている機材が多く乳児が乗る場合は優先的にこの席が割り振られるし、そんな時に隣に座ろうものならフライトの間泣き声その他赤ちゃんから連想されるいくつかの苦難に耐える必要も出てくる。
更にこの席の需要が高いことに目を付けた航空会社の一部は、この席に割増料金を科したり、プライオリティ、いわゆるマイレージ上級者などに優先的に割り振る事をサービスとするケースも増えている。

なので何の特権も持たない普通の乗客(平民)が漠然と「足元の広い席」にといっても、大抵の場合はスルーされてしまうわけです。

お客さんから直接リクエストを受ける側としては無下にもできず、簡単に事情を説明してその簡単そうな課題がいかに大変かを説明していったんお預かりするのだが。
飛行機内は今でも厳格な階級社会が徹底されているので、ファーストやビジネスといった目にも明らかなクラス分けはもちろんの事、「同じエコノミークラス」のチケットを持っているはずの人でも、そのチケットの値段や影の色々な力関係、、マイレージカードの所持やそのランクなどによって細かく分類されているのだ。
ちなみに万が一飛行機が欠航になったりして振替便利用などになった場合、同じエコノミークラスの中でも、チケットやマイレージのステイタスの高い人が優先される事が多いのは言うまでも無いのである。
つまりあんまり格安のツアーとかだと、いざトラブルなどにあった時に航空会社に冷たくされる可能性が高くなるのであるよ

ツアーや航空券を選ぶ時はそういった事もちらっと気に留めておいた方がよろしいかも知れなくてよ?

1592.jpg

本日のオマケ画像「アブダビのにゃんこ」尻尾長いさんです。
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ノートルダム寺院に上ろう!!

毎日の様に東京スカイツリーの下を通るのに、いまだに上がった事のないvivnyancoです。

先日同僚と高い所の話題になりました。
きっかけはパリのノートルダム観光
さんざんフランスに行っている同僚だが、ノートルダムの塔には上ったことが無いそう。

私は仕事柄あちこちの観光地に行くので、当然「上らなければいけない」場合もあるものの、基本的に高い所からの眺めとかにあまり興味が無いので、高いお金払って、並んで苦労して(エレベーターの所もあるけど)まで自らすすんで上ろうとは思わない。
ただ今まで上がったところの中で強いて良かったところを挙げるとすれば、その一つにノートルダムが入ってくる。

ちなみにパリのノートルダム寺院は、12世紀から13世紀にかけて作られた、ゴシック様式の建造物で、バラ窓なども有名なパリのランドマーク的存在
フランスのゼロ地点はノートルダムにされている位重要な建物。
ちなみに「パリの」とあえて付けたのは、実は「ノートルダム」とは「我らの貴婦人」という意味であり、すなわち「聖母マリア」を指す言葉。
つまり「聖母マリア教会」というあまりにありふれた名前なのである。(つまりフランス中に売る程ある)

ノートルダム寺院に上がるには、ご苦労にも387段もの階段を上らなければいけないので、個人的には階段嫌いという事もあって敬遠しておりました。
やむなく上ることになったのは、娘をパリに連れて行った時、ご本人の希望もあって上ることになったわけですが、さすがに子供を一人で上らせるわけにもいかないので、泣く泣く重い重い重い腰を上げたのでありました。
ところがこれはなかなか良かった。


Notre_dame-paris-view.jpg



よくノートルダム寺院のご紹介の画像で、こういう画像が紹介されているけど、これこそ正に上った人間しか見られない風景。
ゴシック建築のアイコンの一つでもあるガーゴイルも間近に見られ、ゴシック建築が好きな私にとってはワクワク満載だったのだ。

2953.jpg


        ↑
これは我が家のガーゴイル・・・・(!?)(時々本当に口から・・・・以下自粛)


周囲に他に高い建物も無いので景色は抜群。
世界遺産のパリの街を堪能できます。
上るものとしてはエッフェル塔より見応えあったよ。

というわけで、パリで暇を持て余している方、高いものがあると上らずには居られない方お勧めですww
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世界の朝ごはん:THE 正統派

先日フランスの朝食の話をちょっといたしました。
朝食の話は実は奥深く、私もよく仕事中バスの中で朝食文化について語る事があります。

たかが朝食、されど朝食。
朝食は文化です

まぁヨーロッパの朝食は日本人旅行者には評判が悪いのです。一般的に。
曰く、サラダが無い、パンが固い、種類が少ない……

異国ですから!!

さて、そんなヨーロッパでも正統派と言えるのがイギリスの朝食



卵料理、肉料理(魚料理の事もある)、焼いたマッシュルームに焼いたトマト、ベイクドビーンズ、トーストにマーマレード。

これぞトラディショナル、イギリスの朝食
イギリスの作家サマセット・モームはイギリスで美味しい物を食べたければ、1日に3回朝食を食べる様に、と推奨しています。

もちろん今やイギリスでもこういうきちっとした朝食をとる人は少なくなりました。
ただそれは日本も同じ事。炊き立てのご飯に味噌汁、焼き魚、卵などといった正統派の朝食は旅館ぐらいでしか目にする事はなくなりましたよね?(あ、あと定食屋か)
イギリスも田舎のB&B(BED & BREAKFAST=民宿的なもの)やマナーハウス仕様のホテルなどしかちゃんとした朝食が出てこなくなりました。(あとカフェとかティーハウス)
写真の朝食は大手ホテルチェーンの朝食。
ほとんどの大手ホテルは朝食はビュッフェ形式ですが、イギリスの場合このビュッフェにこういったメニューが並んでいるので、セルフサービスイングリッシュブレックファストとなります。

大陸とイギリスでは朝食の持つニュアンスが違うわけですが、そのお話はまた改めて。

イギリスでは時々自虐ギャグの様にこの朝食メニューを終日提供しているカフェなどもありますので、サマセット・モームご推奨の3食朝食も実現可能(笑)
ちなみにこんなメニューですが、やはり高級ホテルの朝食とかベーコンがとても美味しかったり、マーマレードが高級だったり、紅茶が絶品だったりと色々と個性豊かです。
共通点は・・・・・トーストが焦げすぎな事かなwwそこはやっぱりイギリス人だもんね。

朝食の写真とフランスのパン

そういえばだいぶ前だけど、大昔にブログに載せた写真を見た少年写真新聞社さんからご連絡をいただいた。
フランスの朝食の写真を小学校向けの壁新聞で使いたいという。
もちろん構わないどころか、小学生の息子のいる我が家としては大歓迎なのだが私の写真でよいのか?
本当に?
それもむかーし昔の写真で画像もよくないし。



それよりなによりこの写真がフランスの朝食として正しいかどうかがはなはだ疑問

結局写真は掲載され、この様に壁に貼られて次男大喜びという運びになったわけですが。

はっきり言ってヨーロッパの朝食は粗末であって、かなりのレベルのホテルでも日本の皆様のお眼鏡にかなう事はほとんどありません。
いわく、サラダが無い、種類が少ない、パンが固い、ご飯がない(?)、スープが欲しい云々・・・・

数年前にたまたま久しぶりに日本の大型ホテルに泊まり、朝食を食べた時に私の驚き!!
カレー?ケーキ?そば?アイスクリーム?

日本は恵まれた国なのですよ皆様ww

ただしフランスの朝食、パンが世界一美味しいです
こればかりはどこの国もかなわない。
恵まれた大地に育まれた小麦と、クオリティの高い乳製品を使って作られるパンは文句なしの世界一。
サラダも要らない、スープも要らない。
フランスに行ったらぜひ美味しいパンを思う存分食べましょう

この間のお客様はフランスパンをパン屋でたくさん買って、ラップに包んでお土産にしていましたよ。
ありがたいお土産かもね。

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    忙しくて何もしてないな、毎日。

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